民主主義を脅かすスパイウェアの脅威
―― 標的は野党と反政府勢力
2023年3月号
イスラエルに拠点を置く「NSOグループ」がプログラミングしたスパイウェア「ペガサス」が、各国の著名な野党政治家、ジャーナリスト、人権活動家のデジタル機器から発見されている。ペガサスは、最新のスマートフォンに気づかれずに侵入でき、オペレーターはターゲットの個人情報にほぼ完全にアクセスできる。こうしたスパイウェアを利用しているのは、世界の独裁者だけではない。多くの民主国家も、人権と説明責任についての確立された規範を侵害する形で、スパイウェアを利用し始めている。しかも、この産業はほとんど規制されていない。
