
「今回の経済危機を前に、市民と政府は企業と市場の役割を見直し始めており、その議論の方向性が既にみえつつある。だが、ポピュリズムと保護主義の道を転げ落ち、貿易を阻害するような政策が取られるとすれば、経済の回復は遅れ、長期的な成長も停滞することになる。これが警告だ。一方課題とは、企業と社会の関係を再構築することだ。私は、企業の指導者がビジネスを再構築し、「社会とのつながりをもつ資本主義」を構築していくべきだと確信している。このような社会とのつながりを構築することが、21世紀において企業が持続可能な成長を確保する最善の方法だと私は信じている」 (ネビル・イスデル)。