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米覇権の解体
―― アメリカパワーの衰退と中ロの台頭

アレクサンダー・クーリー  バーナード・カレッジ教授(政治学) ダニエル・H・ネクソン  ジョージタウン大学外交大学院准教授

How Hegemony Ends
The Unraveling of American Power

Alexander Cooley バーナード・カレッジ政治学教授で、コロンビア大学ハリマン研究所所長。 Daniel H. Nexon ジョージタウン大学外交大学院准教授。 Exit From Hegemony: The Unraveling of the American Global Orderは 2人の共著書。

2020年10月号掲載論文

中国とロシアの台頭に伴い、「独裁的で非自由主義的プロジェクト」が米主導の「リベラルな国際システム」に対する代替策として浮上している。途上国、さらには多くの先進国でさえ、欧米の援助や支援に依存し続けるのではなく、別のパトロンによる支援を頼ることができる。こうして、アメリカのグローバルリーダーシップは単に後退しているだけではなく、解体しつつある。アメリカの衰退は、循環的というよりも、むしろ、永続的なものだ。軍事費をいかにつぎ込んでも、アメリカの覇権解体を促している流れを止めることはできない。考えるべきは、米覇権の解体がどこまで進むかだ。

  • 切り崩されたアメリカの覇権
  • 消えゆくアメリカの優位
  • ライバル秩序の形成
  • 代替秩序の模索
  • 影響力拡大策
  • 覇権の解体は続く

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