Focal Points

The Russian Presidential Press and Information Office

2018.2.27 Tue

【3月号プレビュー】
民主国家が開放性を維持すべき理由
―― シャープパワーとソフトパワーの間、ほか

中国とロシアは、権威主義国家の閉鎖性と民主国家の開放性という非対称性につけ込んで、「世界における自国のイメージを形作り、自国に対する民主国家の行動を枠にはめるための」キャンペーンに巨額の資金を注ぎ込み、その余波は世界に及んでいる。しかし、民主社会が権威主義国家のシャープパワーに対抗していく上で留意すべきことがある。それは、権威主義と同じやり方で相手のシャープパワーに対抗措置をとってはならないということだ。そのような過剰反応を示せば、自らのソフトパワーを傷つけることになる。アメリカ社会へのアクセスを閉ざしたり、その開放性を無くしたりすれば、ソフトパワーという大切な資産を損なうことになる。・・・(ナイ)

民主国家をターゲットにするロシアの情報操作の目的は、アメリカやヨーロッパの主要国を中心とする民主国家の名声そして民主的システムの根底にある思想を多面的にかつ容赦なく攻撃することで、自国をまともにみせることにある。一方、中国の情報操作は、問題のある国内政策や抑圧を覆い隠し、外国における中国共産党に批判的な声を可能な限り抑え込むことを目的にしている。権威主義国家の対外的世論操作プロジェクトは、ソフトパワー強化を目指した広報外交ではない。これをシャープパワーと呼べば、それが悪意に満ちた、攻撃的な試みであることを直感できるだろう。その目的は民主国家の報道機関に(自国に不都合な情報の)自己規制(検閲)を強制し、情報を操作することにある。・・・(ウォーカー)

中国は、欧米秩序への代替秩序を壮大なスケールで築きつつあり、この試みをソフトパワーで補強しようと、「世界における中国のイメージ改善」を目的とする大規模な広報戦略を展開している。北京は国内だけでなく、外国での情報も管理し始めている。メディアや大使館、文化イベントを通じた対外広報だけでなく、孔子学院その他を通じて教育部門においてもその影響力を強化し、さまざまな国際会議を主催する「ホスト国外交」を展開し、有望な世界の政治家や研究者とのラインを作り上げている。だが、これらの活動に莫大な資金を注ぎ込んでいるにも関わらず、世界における中国のイメージはほとんど改善していない。問題は、言葉より行動が物を言うこと、つまり、その穏やかなレトリックと中国の行動が明らかに矛盾していることにある。・・・(シャンボー)

2018年3月号プレビュー

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