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「中国経済の奇跡」の終わり
―― アメリカが門戸開放策をとるべき理由

アダム・S・ポーゼン ピーターソン国際経済研究所所長

The End of China’s Economic Miracle: How Beijing’s Struggles Could Be an Opportunity for Washington

Adam S. Posen アメリカのエコノミストで、ピーターソン国際経済研究所所長。2009―2012年にはイングランド銀行の金融政策委員会メンバーとして活動した。専門は、マクロ経済政策、金融危機対策、ヨーロッパ、日本、アメリカ経済など。

2023年9月号掲載論文

中国では家計貯蓄が急増し、民間の耐久消費財消費が大きく減少している。この現象を「経済領域におけるコロナ後遺症」とみなすこともできる。特定の政策がある日突然拡大され、次の日には撤回される事態を経験した人々は、景気刺激策を含む政府の経済対策に反応しにくくなる。専門家の多くは、現状を説明する上で、不安定化する不動産市場や不良債権の問題などを重視するが、経済成長を持続的に抑え込む「経済領域で長期化するコロナの余波」の方がはるかに深刻な問題だ。すでに、不安定な状況に直面した富裕層は、外への退出を試みており、時とともに、こうした出口戦略はより多くの中国人にとって魅力的になるだろう。アメリカはこのタイミングで、現在の対中政策を全面的に見直し、中国の人と資本への門戸開放政策をとる必要がある。

  • 中国経済の不調
  • 政治に関わるな
  • 経済介入の代償
  • 門戸開放政策

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