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米台湾戦略の明確化を
―― 有事介入策の表明で対中抑止力を

リチャード・ハース  米外交問題評議会会長
デビッド・サックス  米外交問題評議会リサーチフェロー

American Support for Taiwan Must be Unambiguous
To Keep the Peace, Make Clear to China That Force Won’t Stand

Richard Haass 外交問題評議会会長。フォーリン・アフェアーズでは「パンデミックは歴史の転換点ではない―― 国際協調とナショナリズム」(2020年5月号)、「破壊された米外交―― 戦後秩序の終わりと次期政権の選択」(2020年10月号)などを発表している。 David Sacks 外交問題評議会リサーチフェロー。

2020年11月号掲載論文

台湾有事にアメリカの介入があるかないか。これを曖昧にするこれまでの戦略では抑止力は形作れない。むしろ、「台湾に対する中国のいかなる武力行使に対しても、ワシントンは対抗措置をとる」と明言すべきだ。「一つの中国政策」から逸脱せず、米中関係へのリスクを最小限に抑えつつ、この戦略見直しを遂行できる。むしろ、有事介入策の表明は、抑止力を高め、米中衝突の危険がもっとも高い台湾海峡での戦争リスクを低下させることで、長期的には米中関係を強化することになる。アメリカが台湾の防衛に駆けつける必要がないようにする最善の方法は、中国にそうする準備ができていると伝えることだ。

  • 台湾戦略を明確化せよ
  • これまでの戦略
  • 希薄化した戦略的曖昧性のメリット
  • コミットメントの明確化を

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