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「台湾と中国」というアメリカ問題
―― 台頭する新興国と衰退する超大国

チャールズ・L・グレーザー  ジョージ・ワシントン大学エリオット・スクール 教授(政治学、国際関係論)

Washington Is Avoiding the Tough Questions on Taiwan and China
The Case for Reconsidering U.S. Commitments in East Asia

Charles L. Glaser ジョージ・ワシントン大学エリオットスクール(国際関係大学院) 教授(政治学、国際関係論)同大学付属安全保障・紛争研究センター共同ディレクター。

2021年6月号掲載論文

ワシントンは慎重なアジア政策をとっていると考えられているが、実際には、環境が変化していることを考慮せずに、既存のコミットメントを維持している。かつてのようなパワーをもっていない大国が、現状を無理に維持しようと試みれば、非常に危険な賭けに打って出る恐れがある。もちろん、東アジアの同盟関係へのコミットメントは維持すべきだが、台湾を含む南シナ海地域への関与路線は見直すべきだろう。アメリカのパワーが低下しているのなら、最善の選択肢はコミットメントを減らすことかもしれない。これは、南シナ海において中国がより多くの影響力をもつことを認め、台湾を手放し、もはや東アジア地域における支配的なパワーではないことをワシントンが受け入れることを意味する。・・・

  • 衰退するパワーとコミットメント
  • 同盟国の防衛
  • 台湾問題
  • 南シナ海
  • 米中の歩み寄りは期待できるか
  • 困難な選択

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