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アジアにおける戦争を防ぐには
―― 米抑止力の形骸化と中国の誤算リスク

ミシェル・A・フロノイ  元米国防次官

How to Prevent a War in Asia The Erosion of American Deterrence Raise the Risk of Chinese Miscalculation

Michèle A. Flournoy ウェストエグゼク・アドバイザーズ(WestExec Advisors)の共同創設者兼マネージング・パートナー。2009年から2012年まで米国防次官を務めた。

2020年7月号掲載論文

中国の積極性の高まりと軍備増強、一方での米抑止力の後退が重なり合うことで、米中戦争がアジアで起きるリスクはこの数十年で最大限に高まっており、しかもそのリスクは拡大し続けている。アメリカを衰退途上の国家だと確信し、すでに抑止力は空洞化しているとみなせば、北京は状況を見誤って台湾を封鎖あるいは攻撃する恐れがある。早い段階で台湾に侵攻して既成事実を作り、ワシントンがそれを受け入れざるを得ない状況を作るべきだと北京は考えているかもしれない。要するに、北京はワシントンの決意と能力を疑っている。こうして誤算が起きるリスク、つまり、抑止状況が崩れ、2つの核保有国間で紛争が起きる危険が高まっている。

  • 抑止力の後退と誤算リスクの増大
  • 優位の低下とリスクの増大
  • 抑止力を再確立するには
  • アメリカの能力と意思

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