Focal Points

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2018.12.4 Tue

中東に迫り来る巨大な嵐
―― 新アラブ秩序を規定する恐れと野望

中東諸国は、石油の富を安定した雇用、教育、医療に充当し、政治指導者はその見返りに民衆の政治的服従を手に入れた。しかし、原油の低価格化トレンドゆえに、これまでの社会契約はもはや持続できない。指導者たちが有意義な改革を実施しなければ、中東各国で、かつてない規模の社会騒乱が起きることになる。(ムアシャー)

アラブの春の余波のなか、中東は大きく変化している。・・・いまやほぼすべてのアラブ国家が、国内での民衆蜂起、イランパワーの拡大、米の中東からのディスエンゲージメントに対する「恐れ」をもつ一方で、弱体化した国と国際的な混乱につけ込みたいという各国の「野望」が、地域全体をカオスに巻き込みかねない状況にある。(リンチ)

プーチンはリヤドとの経済関係を強化し、米と中東同盟国の関係に楔を打ち込みたいと考えている。一方、サウジは、「経済的インセンティブを与えることで、ロシアがイランに距離を置くように仕向けられる」と考えている。・・・少なくとも、プーチンはサウジの国王や皇太子以上に多くのカードをもっている。(ボーシェフスカヤ)

2018年12月号プレビュー

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