Focal Points

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2018.12.5 Wed

温暖化と異常気象が人類を脅かす
―― そのダメージとコストに対処するには

異常気象は、いまや慢性化しており、これを管理していくには、現在とはまったく異なるアプローチが必要になる。すでに気候変動のインパクトを前に、企業は工場を移動させ、ビジネスモデルを見直している。異常気象が、慢性疾患化していることを認識した上で、それに即した計画で備える必要がある。(ゴードン、フリードマン)

2050年を過ぎると、世界の人口の半数以上が、経験したことのない暑い夏に苦しめられるようになり、地球の陸地の44%は乾燥し始める。・・・異常気象が引き起こす災害は、人間のメンタルヘルスにも悪影響を与える。実際、摂氏54度を上回れば、社会全体が冷静さを失う。もはや排出量をゼロに抑え込むだけでは十分ではない。(ラマナタンほか)

世界の気温上昇を摂氏2度以内に抑えるという目標にこだわるのは間違っている。ほとんどの国は2年前にパリで掲げた二酸化炭素排出量の削減目標を実現できる軌道にはないし、仮にこれらの目標が達成されても、21世紀末までに世界の気温は3度以上上昇しているはずだ。多くの環境保護派は完全に失敗した過去のやり方で現在の問題に対処しようとしている。(ノードハウス)

2018年12月号プレビュー

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