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2017.7.5 Wed

流れは米中対立へ
―― 保護主義・対北朝鮮強硬策と米中関係

「中国を為替操作国のリストに入れ、WTOに提訴し、中国製品の輸入関税を引き上げる」とトランプはこれまで何度も繰り返してきた。彼は中国からの輸入を抑えることで公正な競争基盤を取り戻せば、アメリカ国内の製造業は復活すると主張しているが、それは妄想にすぎない。結局、アメリカの労働者階級の雇用の改善はほとんど見込めないばかりか、世界経済に取り返しのつかないダメージを与える恐れがある。(カンパネッラ)

北朝鮮への厳格な経済制裁を適用すれば、中国は韓国、日本、アメリカからの輸入関税を引き上げ、国内での反米レトリックを強化し、太平洋でより軍事的な行動をとるようになるかもしれない。さらに、平壌に食料その他を送り込んで、制裁の効果を弱めようとする恐れもある。・・・(スタントン他)

(イランとの)核合意を解体し、中国との貿易戦争を始め、北朝鮮の大陸間弾道ミサイル実験を力尽くで阻止すれば、そのすべてが紛争へとエスカレートしていく恐れがある。トランプの常軌を逸したスタイルと対決的な政策が、すでに不安定化している世界秩序を崩壊させ、アメリカがイラン、中国、北朝鮮との紛争へと向かっていく恐れもある。(ゴードン)

2017年7月号

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