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誰も望まない戦争はどのように始まるか
―― 外交から戦争への転びやすい坂道

ロバート・ジャービス コロンビア大学教授(国際関係論)
ミラ・ラップ=フーパー イエール大学中国センター シニアフェロー

Perception and Misperception on the Korean Peninsula: How Unwanted Wars Begin

Robert Jervis アメリカの政治学者で現在はコロンビア大学教授(国際関係論)。外交政策の意思決定におけるパーセプションとミスパーセプションを研究テーマとしている。主要な著作にPerception and Misperception in International Politics (Princeton, 1976)がある。

Mira Rapp=Hooper イエール大学中国センターのシニアフェロー。専門はアジアの安全保障、核兵器と抑止など。戦略国際問題研究所、米外交問題評議会などを経て現職。

2018年5月号掲載論文

金正恩はなぜトランプとの首脳会談を求めたのか。トランプが期待するように、何としても制裁を緩和させるために、妥協せざるを得ないと考えているのか。それとも、米大統領と会談することで名声を手にし、核保有国として北朝鮮が実質的に受け入れられることを望んでいるのか。この認識上のギャップが交渉で明らかになれば、米朝関係にすでに埋め込まれているイメージ上の間違い(ミスパーセプション)によって、ともに望んでいない壊滅的事態が引き起こされる恐れがある。人間は自らの行動が、自分が意図する通りに他者からもみなされると考えがちだが、これは間違っている。ワシントンは北朝鮮の目的だけでなく、北朝鮮の高官たちがアメリカの目的をどのように理解し、米政府(や大統領)の表明を信頼できると考えているかどうかを検証する必要がある。

  • 互いに相手をどうみているか
  • アメリカと北朝鮮は何を望んでいるか
  • ブラフと行動と相互不信
  • 外交の難しさ
  • 経済制裁と核兵器
  • 抑止を機能させるには
  • 戦場の霧
  • 間違ったイメージが重なり合えば
  • 自らの前提を問い直せ

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