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2017.7.24 Mon

リークと嘘と中国の権力闘争
―― 暴露の応酬で揺らぐ共産党の未来
8月号プレビュー

「習近平国家主席は、彼の盟友で反政治腐敗キャンペーンを統括している王岐山を罪に問える情報を探していた。・・・習は王を信用していない」。汚職の嫌疑をかけられアメリカに脱出している郭文貴の「習と王の盟友関係が見かけほど安定したものではなかったこと」を示唆するこの暴露発言が、共産党全国代表大会を控える中国の政界に大きな衝撃を与えている。(ドーシ、イェン)

一人あたりGDPが4000―6000ドルのレベルに達すると、多くの社会は必然的に民主化へと向かうとされるが、すでに中国はこのレベルを超えている。今後、中国経済がスローダウンしていくのは避けられず、社会紛争が多発するようになると考えられる。中国の政治・経済的未来へのコンフィデンスが低下し、資本逃避が加速する。政治改革に今着手するか、壊滅的な危機に直面した後にそうするかが、中国政治の非常に重要なポイントになるだろう。(フアン)

高い適応能力と能力主義の文化、そして民衆の支持に支えられた正統性をもつ共産党は、中国の病にダイナミックかつ柔軟に対処していく力をもっている。中国の成功は、代議制民主主義ではなくても、統治システムが、その国の文化や歴史と一体性をもっていれば、機能することを立証している。今後も中国は台頭を続け、新指導層は一党支配体制をさらに固めていくだろう。世界は、北京においてポスト民主主義の未来が開花するのを目撃することになるはずだ。(リ)


2017年7月号

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