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2016.06.15 Wed

デジタル技術の進化と外交の変容
―― 外交官や大使館はどうあるべきか

政府は情報漏洩や内部告発にますます苦慮することになるだろう。もちろん、今後も、機密が守られる情報もある。しかしユビキタスな監視活動によって、政府の活動の多くが白日の下にさらされるはずだし、その活動は内外の監視や批判を受けやすくなる。指導者はその決断について、これまで以上に説明責任を問われるようになるだろう。(ラーキン)

かつては政府にとって外国情報収集の要だった大使館も、リアルタイムのメディア報道やリスク管理会社による綿密な外国分析レポートに後れを取るようになった。・・・大使館の運命は「より機敏に状況に対応できるようになれるか、流動化するグローバル情勢により適応に対応できるようになれるか」に左右される。(オリヴァー)

多国間交渉の場には、相手国の立場や意向すらわきまえていない国務省とは無関係の代理人が送り込まれることも多い。だが、これは急速に変貌する社会や経済の反映であり、むしろ問題は、国家を代弁するのとは異なる次元で活動する多種多様な単位が登場したり、本来国家とは呼びえない資質しかもたない政治単位が国家として対外的に活動していることだ。この外交の混乱をうまく整理し、それぞれに適切な役回りを与えるルールを確立させることこそ急務であろう。(ケナン)

6月号より

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