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ロシア封じ込め政策を提言する
―― もはや攻撃を看過すべきではない

ロバート・D・ブラックウィル(米外交問題評議会シニアフェロー)
フィリップ・H・ゴードン(米外交問題評議会シニアフェロー)

Containing Russia, Again: An Adversary Attacked the United States—It’s Time to Respond

Robert D. Blackwill
米外交問題評議会シニアフェロー、ジョージ・W・ブッシュ政権の国家安全保障担当大統領副補佐官(戦略立案担当)
Philip H. Gordon
米外交問題評議会シニアフェロー(米外交政策)、オバマ政権の大統領特別顧問および国務次官補(ヨーロッパおよびユーラシア問題担当)

2018年3月号掲載論文

ロシアが地域的にも世界的にもより大きな役割を果たすには、アメリカのパワーを弱めなければならないとプーチンは判断しているようだ。アメリカ社会を分断させ、すでに存在する亀裂をさらに大きくしようと試み、国家としての一体感と統合そのものを攻撃のターゲットにしている。すでに米政府の最新の国家安全保障戦略も、ロシアは「情報ツールを使って民主主義国家の正統性を傷つけようとしており、アメリカのパワー、影響力、そして国益に挑戦している」と結論づけている。問題は、ロシアの攻撃に対するアメリカのこれまでの対応がひどく不適切なことだ。ワシントンは、モスクワに真のダメージを強いる措置を講じる一方で、未来の攻撃に備えて防衛を強化し、モスクワの路線にもっとも脅かされるヨーロッパ同盟国への軍事的コミットメントを強化しなければならない。

  • ロシアとの対決路線を
  • トランプ政権の謎
  • ロシア封じ込めを
  • 物理的前線の強化を
  • 新しい冷戦

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