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2020.4.6 Mon

<4月号掲載論文より>
コロナウイルスと陰謀論、平壌とコロナウイルスほか

新型コロナウイルスが確認されて数週間もすると、ソーシャルメディアではウイルスは生物兵器だと示唆するコメントが目立つようになった。武漢のウイルス研究所から持ち出された中国の生物兵器(が使用された)、いやアメリカの兵器が武漢で使用されたという噂が飛び交うようになった。これまでのところ、ウイルスは生物兵器として開発されたとする説、あるいは偶発的に実験室から外部環境へ漏出してしまったとする説は、野生動物取引市場で動物由来のウイルスがヒトに伝播したという考え同様に、一定の信憑性をもっている。問題は陰謀論が米中間の不信に根ざし、それが一人歩きを始めていることだ。・・・(ファン)

コロナウイルスの侵入を警戒する北朝鮮は、国境線を封鎖し、あらゆるツーリズムを停止し、外国人のすべてに行動制限を課している。多くの公共サイトを閉鎖し、あらゆる学校を1カ月にわたって閉鎖している。この場合、ウイルスの脅威は抑え込めても、経済的に追い込まれ、平壌の体制基盤が損なわれていくかもしれない。一方、北朝鮮にウイルスが入り込めば、感染は急速な広がりをみせるだろう。この国にはパンデミックと闘うインフラはなく、病院システムもほとんど機能しておらず、医薬品も不足している。(テリー)

コロナウイルスのアウトブレイクは、習近平政権にとって最悪の人道・経済危機に向かっているが、もちろん、国家主席が辞任するはずはない。国営メディアは国家主席の役割を、背後からリードする、最終権限をもつ最高指揮官であると強調し、武漢の病院を視察し、患者をいたわる役目は李克強首相や孫春蘭国務院副総理が担っている。要するに、現地で起きている危機と習近平の間には、党の官僚制度内のステータスを分ける階層の数だけ、バッファーが存在する。だが、ウイルスを封じ込めるのに時間がかかれば、その分、今回の危機で生じた(政治的・社会的)亀裂は大きくなり、それが引き起こす問題も深刻になる。(エコノミー)

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