Focal Points

2017.7.10 Mon

グローバル化の失速と世界経済の未来
―― グローバル経済をポピュリズムから救い出すには

グローバル化は大きな繁栄をもたらす一方で、格差を増大させ、いまや多くの人がグローバル化を特徴づけてきたヒト、モノ、情報の拡散に懐疑的な立場をとるようになった。しかも一方で、雇用懸念を高めるオートメーション化が進んでいる。グローバル化が失速し、急速な技術変化が混乱を引き起こす時代にあって、世界の政治家と政策決定者はこれまでの成果を守るための改革を進め、手遅れになる前に、その欠陥を是正していかなければならない。(フー、スペンス)

トランプ大統領の「アメリカファースト」スローガンは、米外交を狭義にとらえるだけで、より大きな目的とビジョンが欠落している。このスローガンゆえに、世界では、ワシントンにとって同盟国や友好国の利益は二次的要因に過ぎないと考えられている。各国はワシントンが好ましいと考える路線に同調しなくなるだろう。必要なのは、アメリカが責任ある利害共有者として振る舞うことだ。国益と理念の双方に適切な関心を向け、一貫した戦略をもつ必要がある。(ハース)

習近平の「中華民族の偉大な復興」というスローガンは中国民衆の共鳴を呼んだ。しかし、朝貢外交の時代を下敷きにするこの歴史認識は正しいとは言えない。正確でない歴史認識を基に未来を語る中国に、われわれはどう対処していけばよいのか。実際、習近平政権は、外国のアイデアと資本が入ってくるのを制限する一方で、中国の対外的な政治的、経済的、軍事的影響力の強化を模索している。・・・(エコノミー)

2017年7月号

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