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2017.3.22 Wed

依存人口比率と経済成長
―― 流れは中国からインド、アフリカへ

「人口の配当」として知られる現象は経済に大きな影響を与える。この現象は合計特殊出生率が低下し、その後、女性が労働力に参加して、経済成長が刺激されることを言う。問題は、グローバル経済を牽引してきた中国が人口動態上の逆風を受けつつあることだ。今後、グローバル経済のエンジンを担うのはインドとサハラ砂漠以南のアフリカになるだろう。(カラム)

欧米を中心とする先進国は人口面でも経済面でも衰退し、世界経済の拡大は新興途上国の経済成長によって刺激される。若者の多い途上国から労働力不足の先進国へと大きな人の流れが必然的に起きるし、一方で、経済基盤の脆弱な途上国の若年人口が世界で大きな混乱を作り出す恐れもある。必要なのは、こうした21世紀の新しい現実に備えたグローバル構造の構築を今から始めることだ。(ゴールドストーン)

労働人口の増加ペースが世界的に鈍化していることは否定しようのない事実だ。出生率を上げたり、労働人口に加わる成人を増やしたりするため、各国政府はさまざまな優遇策をとれるし、実際多くの国がそうしている。しかしそれらが中途半端な施策であるために、結局世界は、経済成長が鈍化し、高度成長を遂げる国が少ない未来の到来を覚悟する必要がある。(シャーマ)

2017年3月号

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