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2016.08.24 Wed

テロ情報の共有で変化する米欧関係
―― プライバシー保護と
 テロ対策の間

依然としてスノーデン事件の衝撃の余波が残るヨーロッパでも、アメリカのサーベイランス活動をどう受け止めるかについての政治ダイナミクスは変化し始めている。ドイツでは、自国の情報機関が外国の政府機関を諜報の対象にしていたことが明らかになったことで変化が生じた。ジハード主義者の攻撃に脅かされるベルギー、フランスその他のヨーロッパ諸国世論も、(プライバシー保護よりも)安全保障重視へと大きく傾斜し、情報活動への見方は変化している。(フロノイ 、クレイン)

EUは域内企業を外国との競争から一方的に保護し、インターネットのオープンで民主的な特質を傷つけようとしていると批判する人もいる。しかし、オープンで安全なインターネット環境を擁護しつつ、アメリカはオンライン通信の暗号を無効化し、広範な通信監視システムを構築してきた。(ファレル 、ニューマン)

同盟国が相互に相手の胸の内を探ろうとするのは、同盟国が無視している自国の利益を守るため、あるいは、裏切りを未然に防ぐためなど、その理由は数多くある。国際政治において、友情は不適切な言葉だ。国家間関係が、本当の意味での相互信頼に支えられることはないし、そうであってはならない。(シムズ )

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