Focal Points

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2016.05.13 Fri

ロシアの対外行動を規定するプライドと不安
――現在のロシアは「新封じ込め」政策に値するか

ロシアの安全保障概念は、外から攻撃される不安から、対外的に拡大することを前提としている。この意味でモスクワは「ロシアが旧ソビエト地域で勢力圏を確立するのを欧米が認めること」を望んでいる。だが現実には、・・・現在のロシアは「新封じ込め」には値しない。新封じ込め政策をとれば、ロシアをライバルの超大国として認めることになり、欧米は相手の術中にはまることになる。・・・(コトキン)

アメリカはソビエトのことを今後も政治領域におけるパートナーではなく、ライバルとみなすべきだし、その政策からみても、ソビエト政府は平和と安定へのこだわりなど持っていない。社会主義世界と資本主義世界が永久に共存できる可能性はないとみているし、むしろライバル勢力の影響力と力のすべてを弱めて破壊するために、慎重かつ執拗に圧力をかけるつもりだ。・・・これらのことは、揺るぎない対抗力をもってソビエトと対峙することを目的とする、堅固な封じ込め政策をとる根拠となる。(ケナン)

ユーラシアニズムとは、「西欧とは異なるロシアのユニークなアイデンティティを確立させようとする試みのことで、・・・伝統主義と集団主義をつうじて、ユーラシアにおける民族集団を一手に取りまとめ、反リベラル・反欧米のスタンスで大同団結させようとするこのロシアの試みは、「西欧(WEST)」、そして世界にとってなにを意味するのだろうか。(クローバー)

5月号から

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