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プーチンが再現したい過去
―― 歴史の曲解と大いなる幻想

フィオナ・ヒル ブルッキングス研究所 外交政策プログラム米欧センター シニアフェロー
アンジェラ・ステント ジョージタウン大学名誉教授

The World Putin Wants: How Distortions About the Past Feed Delusions About the Future

Fiona Hill ブルッキングス研究所外交プログラム 米欧センター・シニアフェロー。2017年から2019年まで、米国家安全保障会議のヨーロッパ・ロシア担当上級部長を務めた。著書にThere Is Nothing for You Here: Finding Opportunity in the Twenty-first Centuryがある。
Angela Stent ブルッキングス研究所非常勤シニアフェロー、ジョージタウン大学名誉教授。著書にPutin's World: Russia Against the West and With the Restがある。

2022年10月号掲載論文

プーチンは、ウクライナ、ヨーロッパ、そして全世界を、彼の歴史観に合致するように再構築したいと考えている。ロシアの帝国的過去への彼の思い入れは深い。バルト帝国やオスマン帝国との戦争を経て現在のウクライナ領を手に入れたピョートル大帝やエカテリーナ2世の肖像をモスクワの執務室に飾っているのには理由がある。だが彼は歴史を誤解し、曲解している。ピョートル大帝はヨーロッパ人をロシアに招き、経済発展に貢献させ、西洋への窓を開いた。プーチンは侵略と領土拡大を通じて、その窓を閉ざしてしまった。ヨーロッパ人とその企業を本国に送り返し、ロシア人の才能ある世代を国から流出させている。ピョートルはロシアを未来へと導き、プーチンは、ロシアを過去に押し戻そうとしている。・・・

  • 過去を作りかえる
  • プーチンの歴史観
  • 侵攻は誰の責任なのか
  • 「ナチス」とは何か
  • いかなるコストを払ってでも
  • ロシア支持の国は多い
  • 大いなる妄想

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