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次のパンデミックに備えるには
―― COVID19の教訓とは何か

マイケル・T・オスタホルム  ミネソタ大学感染症研究政策センター  ディレクター  マーク・オルシェイカー  ドキュメンタリー・フィルムメーカー  作家

Chronicle of a Pandemic Foretold Learning From the COVID19 Failure- Before the Next Outbreak Arrives

Michael T. Osterholm ミネソタ大学感染症研究政策センター ディレクター  Mark Olshaker ドキュメンタリー・フィルムメーカー 作家

2020年8月号掲載論文

ワクチンが開発されて利用できるようになるか、多くの人が感染して集団免疫が達成されれば、現在の危機は終わる。しかし、ワクチンであれ、集団免疫であれ、それが短期間で実現することはなく、そこに至るまでの人的・経済的コストはかなりのものになる。しかも、将来における感染症アウトブレイクはより大規模で、致死性も高いはずだ。言い換えれば、現在のパンデミックは、世界のあらゆる疫学者や公衆衛生当局者が悪夢とみなす深刻な感染症(ビッグワン)ではおそらくない。次のパンデミックは、1918年のスペインかぜと同様に壊滅的な「新型インフルエンザウイルス」になる可能性が高い。COVID19を次のパンデミックがどれほど深刻なものになるかの警告とみなすべきだし、再び手遅れになる前に、アウトブレイクを封じ込めるために必要な行動を促す必要がある。

  • 次のパンデミック
  • 警告と備え
  • 既存の条件
  • 最初の症状
  • ビッグワン
  • 次のパンデミックに備えるには
  • 「普遍的な」インフルエンザワクチンの開発を

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