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コロナウイルスと米中の覇権
―― パンデミックと中国の野心

カート・M・キャンベル  元米国務次官補(東アジア・太平洋担当) ラッシュ・ドーシ  ブルッキングズ研究所 中国戦略イニシアティブ・ディレクター

he Coronavirus Could Reshape Global Order China Is Maneuvering for International Leadership as the United States Falters

Kurt M. Campbell アジアグループ会長兼CEO、2009―13年に米国務次官補(東アジア・太平洋担当)を務めた。 Rush Doshi ブルッキングズ研究所中国戦略イニシアティブ・ディレクター、イェール大学法科大学院中国センターフェロー

2020年5月号掲載論文

ワシントンがパンデミック対策に失敗する一方、迅速な動きをみせた北京は、パンデミックの対応を主導するグローバルリーダーとして自らを位置づけようと試みている。自国の体制のメリットを喧伝し、諸外国に援助を提供し、外国政府を一つの方向へ動員しようとするなど、大胆な行動をみせている。アウトブレイクを隠蔽しようとした北京の初動ミスが、世界の多くの地域を苦しめている危機を助長したのは事実だろう。それでも、「中国がリーダーシップをとっているようにみなされ、ワシントンにはその能力も意思もないと判断されれば」、21世紀の世界のリーダー争いを根本的に変化させられることを北京は理解している。

  • 長期的野望
  • 中国の間違い
  • 中国が形作る世界
  • 北京のリーダーシップ

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