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イギリス政治の再編か
――　ブレグジットと伝統的政党の凋落？

アナンド・メノン 　キングス・カレッジ・ロンドン 教授（ヨーロッパ政治） アラン・ウェージャー　キングス・カレッジ・ロンドン リサーチ・アソシエーツ

Can Change UK Break Up the British Two-Party System? The Revolution Isn’t Here Just Yet

Anand Menon　キングス・カレッジ・ロンドン教授（ヨーロッパ政治）で、「変化するヨーロッパにおけるイギリス」イニシアティブのディレクター。 Alan Wager　キングス・カレッジ・ロンドン　「変化するヨーロッパにおけるイギリス」イニシアティブのリサーチアソシエート。

2019年6月号掲載論文

二大政党の牙城に第三政党がどこまで食い込み、政治を再編できるか。すでに、労働党はこれ以上の離党者を出さぬように、２０１９年３月に立ち上げられた新党、チェンジＵＫの立場を取り入れ、国民投票の再実施を支持している。だが、そのチェンジＵＫも（地方選挙で大きな躍進を遂げた）自由民主党と選挙協力をしない限り、中道派の票を奪い合うことになり、保守党の基盤に切り込めない。（一方、ナイジェル・ファラージが４月に旗揚げした「ブレグジット党」が支持を集めていると報道されている）。今後、国民投票をめぐって作り出された分裂が永続化するような、より抜本的な再編が起きるかどうか、これによって今後のイギリス政治は左右される。

  • ハチの一刺し
  • イギリス政治の再編？
  • システムを叩きつぶす

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2019年6月号に掲載

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