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国際法と南シナ海の騒乱
―― ワシントンが北京の穏健派を支えるには

アリ・ウェイン  アトランティックカウンシル  非常勤フェロー

U.S. Hypocrisy in the South China Sea

Ali Wyne  アトランティックカウンシル国際安全保障センターの非常勤フェローで、トルーマン国家安全保障プロジェクトのフェロー

2016年8月号掲載論文

「中国の(南シナ海における)歴史的主張には法的根拠がない」とした国際仲裁裁判所の判断に北京が配慮する気配はなく、それが伴う国際的立場の失墜さえ気にしていないようだ。これは、一つには「中国はルールを踏み外している」という批判の法的根拠である国連海洋法条約(UNCLOS)にアメリカが参加していないことを北京が理解しているからだ。しかも、「これまで国連海洋法をめぐる仲裁裁判所の判断に従った国連安保理の常任理事国が存在しない」のも事実だ。但し、北京の穏健派は、九段線を今後も「境界線」とみなし続ければ、「アメリカ、そして殆どの東南アジア諸国を敵に回すことになる」と事態を懸念している。

  • 「紙くずにすぎない」
  • アメリカのアキレス腱
  • 中国を穏健路線へと向かわせるには

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