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ブレクジットプロセスの破綻
―― 北アイルランドというジレンマ

ブレンダン・オリリー ペンシルベニア大学教授(政治学)

How Theresa May’s Brexit Deal Collapsed
The Return of the Irish Question

Brendan O’Leary ペンシルベニア大学教授。A Treaties on Northern Irelandを近く出版予定。

2019年5月号掲載論文

2017年、欧州連合(EU)と英政府は、北アイルランドがEUの関税同盟と単一市場に残る一方で、イギリスが関税同盟と単一市場から離脱できるようなルールを考案した。悪くない妥協だった。EU残留を望む北アイルランドの民意も尊重される。だが、閣外協力でメイ政権を支えている、北アイルランドの民主統一党(DUP)がこの妥協に難色を示した。このために、北アイルランドだけでなく、イギリスもEUとの関税同盟に留まるという方策「バックストップ」が持ち出され、これが、現在の窮地につながっている。「バックストップ」が適用されれば、イギリス全体がEUとの関税同盟に留まらざるを得なくなり、アメリカなどとの自由貿易協定を締結できなくなる。一方、「バックストップ」を回避する方法の一つは「合意なき離脱」でしかない。・・・

  • 脅しと賄賂
  • アイルランド問題
  • アメリカとベルファスト合意

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