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リベラル・ワールド
―― リベラルな秩序が今後も続く理由

ダニエル・デュードニー ジョンズ・ホプキンス大学准教授(政治学)
ジョン・アイケンベリー プリンストン大学教授(政治学・国際関係論)

Liberal World: The Resilient Order

Daniel Deudney ジョンズ・ホプキンス大学准教授(政治学)
G・John Ikenberry プリンストン大学教授(政治学・国際関係論)

2018年7月号掲載論文

数十年前に欧米世界では淘汰されていたはずの世界政治の暗黒思想が息を吹き返している。だがこの風潮をリベラリズム理論への反証、そしてリベラルな民主主義とその国際秩序の解体の兆しとみなすのは間違っている。国際関係理論としてのリベラリズム、統治システムとしてのリベラルな民主主義、そしてグローバル政治の包括的枠組みとしてのリベラルな秩序のオビチュアリー(死亡記事)を書くのは時期尚早だろう。経済、安全保障、環境領域での相互依存状況が続く限り、各国の市民と政府は、問題を解決し、深刻なダメージから逃れるために、互いに協力せざるを得ない。その必要性ゆえに、協調行動が今後も続けられ、リベラルな秩序を支える制度は強化されていくだろう。

  • 三つのリベラリズム
  • リベラルなビジョン
  • カジノ資本主義と民主主義の衰退
  • リベラルな国際秩序は持ち堪える
  • 米英による逆コース
  • トランプ外交の本質とは
  • 長期的には

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