thomas koch / Shutterstock.com

クルド人とイラク北部の未来
――ペシュメルガ、シーア派武装集団、スンニ派系住民

マシュー・フランクリン・カンシャン マサチューセッツ工科大学博士候補生
クリスティン・E・ファッベ ハーバード・ビジネススクール 准教授

What Iraq's Kurdish Peshmerga Believe: And How It Will Affect the Country's Post-ISIS Future

Matthew Franklin Cancian マサチューセッツ工科大学博士候補生
Kristin E. Fabbe ハーバード・ビジネススクール 准教授

2017年10月号掲載論文

クルド人の武装組織・ペシュメルガがイスラム国勢力との戦いで勝利を収めた結果、2014年以降、クルディスタン地域政府(KRG)の支配地域は約40%拡大し、イスラム国後のイラク北部に対するクルドの影響力はかつてなく大きくなっている。これまでイラク・クルディスタンはそれぞれにペシュメルガを擁する二つのクルド系政治勢力によって二分されてきたが、さまざまなクルド人武装組織はこれまでよりも統合度を高めているようだ。問題は今後、かつてのイスラム国勢力を支持したスンニ派系住民の扱いをどうするかだ。イスラム国勢力の支持者たちも受け入れるようなシステマティックで透明性のあるプロセスを実施できるかどうかが問われている。これが実現しなければ、暴力の連鎖はさらにエスカレートしていく。・・・

  • ペシュメルガのビジョン
  • 調査方法
  • クルドナショナリズム
  • イスラム国に対する敵意
  • 和解への鍵は

この論文はSubscribers’ Onlyです。


フォーリン・アフェアーズリポート定期購読会員の方のみご覧いただけます。
会員の方は上記からログインしてください。 まだ会員でない方および購読期間が切れて3ヶ月以上経った方はこちらから購読をお申込みください。会員の方で購読期間が切れている方はこちらからご更新をお願いいたします。

なお、Subscribers' Onlyの論文は、クレジットカード決済後にご覧いただけます。リアルタイムでパスワードが発行されますので、論文データベースを直ちに閲覧いただけます。また、同一のアカウントで同時に複数の端末で閲覧することはできません。別の端末からログインがあった場合は、先にログインしていた端末では自動的にログアウトされます。

(C) Copyright 2017 by the Council on Foreign Relations, Inc., and Foreign Affairs, Japan

Page Top