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サウジはなぜカタールに強硬策をとったか
―― カタールの独自外交とアルジャジーラ

デビッド・B・ロバーツ キングスカレッジ・ロンドン 助教授

A Dustup in the Gulf The Meaning of the Intramonarchy Spat

David B. Roberts キングスカレッジ・ロンドン助教授で、著書にQatar: Securing the Global Ambition of a City-Stateがある。

2017年7月号掲載論文

国営のカタール・ニュースエージェンシー(QNA)は、タミル首長の一連の挑発的な発言を紹介した後、「カタールを陥れるバーレーン、エジプト、クウェート、サウジ、アラブ首長国連邦による陰謀を突き止めた」とするツイートを流している。その後ドーハは「カタールのニュースエージェンシーは、周到に計画されたハッキング被害に遭った」と主張し、米FBIもこの事実を事後的に確認したが、断交という抜いた刀をサウジが鞘に収める気配はない。サウジを含む湾岸の君主諸国が今回なぜカタールに圧力をかけているのか、その理由ははっきりしない。だが、アルジャジーラでアラブの独裁体制を揺るがし、ムスリム同胞団を支援してエジプト政府と敵対し、イランとも接触してきたカタールにサウジがこれまで同様に手を焼いているのは事実だろう。米軍基地を受け入れ、天然ガス資源を世界に供給しているとしても、時間が経過するにつれてカタールはさらに追い込まれていく。・・・

  • ロシアのハッキング?
  • 対立のルーツ
  • カタールの独自外交をめぐる紛糾
  • 3度目の正直

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