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情報機関と米大統領
―― 相互信頼の再確立を

ジャミ・ミシック 前CIA副長官

Intelligence and the Presidency: How to get it right

Jami Miscik キッシンジャー・アソシエーツ会長。米大統領情報活動諮問会議議長、CIA副長官などを経て現職。

2017年7月号掲載論文

進行中の作戦や外交交渉がどのような状態にあるかを知らなければ、情報コミュニティが提供する情報が高官たちの必要性を満たすことはなく、無意味だと切り捨てられる。しかも、高官たちが情報を必要とするタイミングも限られている。何かに対する警告を発しても、時期尚早なら相手にされず、タイミングを逃せば情報機関の失態として批判される。もっとも大切なのは、危機に直面する前から、大統領を含む政府高官と情報コミュニティ間のスムーズに機能する実務的関係を築き、信頼を育んでおくことだ。政策決定者が情報プロフェッショナルを誤解していれば、国家安全保障が脅かされる。一つの真実を追い求める情報プロフェッショナルたちの仕事へのより奥深い理解と評価をもつことで、大統領と政府高官たちはその関係の絶妙のバランスを取り戻す必要がある。

  • 不可欠な信頼関係
  • 誤解を正し、思い込みを捨てよ
  • 情報の政治化を回避するには
  • 情報活動のリスク
  • 政治家と情報コミュニティの信頼を確立せよ

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