Focal Points

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2022.10.20 Thu

<11月号プレビュー>
習近平の本質、クレムリンのクーデター?、迫り来るグローバル・リセッション?

習近平は中国の左派、中道派、右派の三つの派閥のすべての反発を買っている。左派は、毛沢東の政策を復活させるほど十分に(習は)踏み込んでいないと不満を募らせ、中道派は習近平が経済改革路線を反故にしたことに憤慨している。右派は、習近平がわずかな政治的議論さえも封じたために、完全に沈黙せざるを得なくなっている。エリート層のなかには、習が伝統的な権力分配の構造を破壊したことに憤慨し、「彼の無謀な政策が党の将来を危うくしている」と考えている者は少なくない。(蔡)

プーチンは退任を選ぶのではなく、今後も大統領にとどまることを決断するだろう。しかし、その悪名高い統治は23年目に近づこうとしており、彼が70歳に近づくにつれて、潜在的な後継者たちが、ライバルの動向を窺い、後継シナリオをあれこれ考えるようになるのはほぼ間違いないだろう。潜在的に、プーチンの打倒を目指す者は数多くいる。実際、おべっか使いの側近、危機マネージャー、後継候補たちは多彩な顔ぶれだ。(ラドチェンコ)

いまや、中国、アメリカ、ヨーロッパという世界経済の主要なエンジンのすべてが減速しつある。中国経済は実質的にリセッションに陥り、ヨーロッパ経済もエネルギー不足によって冬にはリセションに陥りそうだ。アメリカ経済も明らかに停滞に向かいつつある。グローバルな経済停滞が主要国におけるインフレ圧力をどの程度迅速に低下させるかが、今後考えるべき大きなテーマだろう。さらに、日米の中央銀行の政策ギャップが極端に大きくなり、円安が異常に進行していることも大きな懸念材料だし、金融引き締め政策をとっている諸国の通貨に対しても、かなりのドル高になっている。 (セッツァー)

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