Focal Points

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2018.12.27 Thu

<2018年を回顧し、2019年を見通す>
テクノロジーが統治と経済を変える

デジタル革命を担うのは、人間の頭脳を代替する人工知能(AI)だ。本質的に、人間レベルのAIは人間ができることすべてをより巧みに遂行できる。おそらくロボットはすべての仕事の4分の1(25%)以上を担うことになると考えられ、デジタル革命による雇用喪失はわずか数十年で加速していく。これに比べれば、中国の台頭などの21世紀の地政学的動向は、あと20年もすれば、取るに足らぬ問題にすぎなくなる。(ドラム)

人工知能を利用すれば、権威主義国家は市民を豊かにする一方で、さらに厳格に市民を統制できるようになる。また、市場動向を細かに予測することで、計画経済をこれまでになく洗練されたものにできる。すでに中国は、サーベイランスと機械学習ツールを利用した「デジタル権威主義国家」を構築し始めている。21世紀は、リベラルな民主主義とデジタル権威主義間の抗争によってまさに規定されようとしている。(ライト)

グローバル化は反グローバル化に道を譲ったのではなく、新しい段階に入ったにすぎない。デジタルグローバル化は、かつてない情報アクセスを提供することで、世界中の消費者とサプライヤーを直接結びつけることができる。だが、これも破壊的プロセスを伴う。特定の経済部門や雇用が消滅する一方で、新たな勝者が生まれる。企業と政府は、新しいグローバル化に派生する迫り来る破壊に備える必要がある。(ルンド、タイソン)

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