Focal Points

GlebSStock / Shutterstock

2018.12.18 Tue

米中核戦争は絵空事ではない
―― なぜエスカレーションリスクが高いのか

専門家の多くは、米中核戦争はあり得ないと考えているが、そう思い込むのは考えものだ。最大の問題は、中国が通常戦力と核戦力を渾然一体として配備しているために、通常戦力だけを叩くのが難しいことにある。・・・北京が、アメリカの意図に関する解釈を大きく見直したときに大きな危険が待ち受けている。(タルマージ)

核を保有するか、獲得するかもしれない個人独裁国家が台頭している。北朝鮮による核のブレイクスルーによって、その行動を予見も牽制もできない個人独裁者が数百万の人々の運命を握っている。・・・必要によってはこうした個人独裁者を打倒できる、小個人独裁者をターゲットとする小型核中心の抑止戦略を準備する必要がある。(セーガン)


北朝鮮が核武装に成功した結果、北東アジアにパワーと利益の棲み分けが進んでいる。北朝鮮体制の存続は事実上保証されている。米は、応分の影響力を確保し、中国も同盟国を失う恐れがなくなった。偶発的で予想外かもしれないが、これはもっとも問題が少ない安全保障構造かもしれない。(シフリンソン)

論文データベース

カスタマーサービス

平日10:00〜17:00

  • FAX03-5815-7153
  • general@foreignaffairsj.co.jp

Page Top