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2018.1.1 Mon

グローバル化の失速と世界経済の未来
―― グローバル経済をポピュリズムから救い出すには

グローバル化は大きな繁栄をもたらす一方で、格差を増大させ、いまや多くの人がグローバル化を特徴づけてきたヒト、モノ、情報の拡散に懐疑的な立場をとるようになった。しかも一方で、雇用懸念を高めるオートメーション化が進んでいる。グローバル化が失速し、急速な技術変化が混乱を引き起こす時代にあって、世界の政治家と政策決定者はこれまでの成果を守るための改革を進め、手遅れになる前に、その欠陥を是正していかなければならない。そうしない限り、保護主義とナショナリズムによって世界の平和と繁栄が脅かされることになる。・・・(フー、スペンス)

企業にとって基本的な課題は、アナログ世界とデジタル世界という二つの世界の双方で活動する際に、アナログ世界の政治や社会が作り出す障害を迂回するか、克服する一方で、デジタル世界のつながりと統合が提供する機会をうまく生かし、その適切なバランスをいかに見出すかにある。現状において重要なのは、啓蒙的な指導者たちが企業と政府の新しいモデルを考案し、これを常に近代化していくことだ。そうしない限り、われわれは不寛容と緊張に支配される世界に直面することになる。・・・(パルミサーノ)

ニューディールが大恐慌から経済を立ち直らせたと考えるのは間違っている。それどころか、政策の失敗、とりわけ、どのような政策が採られるかが予想不能だったことが、経済の不確実性を増幅させ、企業と消費者の投資と消費を抑制する結果となった。政府の経済介入策が、特に一貫性に欠け、予測不能なやり方で実施される場合、経済に大きなダメージを与え得ることが見えなくなり、うまく機能している市場が経済的問題に自律的に対応していくメカニズムを備えていることが軽視されてしまったのだ。・・・(カロミリス)

2018年1月号プレビュー

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