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2016.07.14 Thu

金融政策の限界と財政政策の役割
―― 非伝統的金融政策の悪夢

量的緩和と金融の不安定化が潜在的に密接に関連しているにも関わらず、その関連性が軽くみられている。今後の景気後退局面でカウンターシクリカルな財政政策を実施する必要が生じた場合には、長期的な債務レベルを安定させるために、短期的な景気刺激策の実施と社会保障政策の見直しをセットにする必要がある。(フェルドシュタイン)

深刻なリセッションを引き起こすのは金融政策の判断ミスであることが多い。・・・失業率が上昇し、住宅部門だけでなく、経済の全てのセクターへと失業が広がっていた。だが、Fedは、おそらくは原油価格の上昇に派生するインフレを警戒して、問題を相殺するのに必要な迅速な利下げを実施せず、その結果、名目国内総生産(NGDP)は急速に低下し、失業率が急速に上昇した。(サムナー)

エコノミストのアルヴィン・ハンセンが1930年に示した長期停滞論に目を向ける必要がある。長期停滞論の見方に従えば、先進国経済は、貯蓄性向が増大し、投資性向が低下していることに派生する不均衡に苦しんでいる。その結果、過剰な貯蓄が需要を抑え込み、経済成長率とインフレ率を低下させ、貯蓄と投資のインバランスが実質金利を抑え込んでいる。(サマーズ)

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