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トランプ政治の恐るべき現実
―― 米民主主義の復活はあり得るか

スティーブン・レヴィツキー ハーバード大学 教授(政治学)
ルーカン・A・ウェイ トロント大学 政治学部 特別教授
ダニエル・ジブラット ハーバード大学 教授(政治学)

The Price of American Authoritarianism: What Can Reverse Democratic Decline?

Steven Levitsky ハーバード大学教授(ラテンアメリカ研究、政治学)、米外交問題評議会シニアフェロー(民主主義担当)。
Lucan A. Way トロント大学政治学部特別教授(民主主義論)。
Daniel Ziblatt ハーバード大学教授(政治学)。

2026年2月号掲載論文

政治的敵を標的にして、ルールや規制が選択的に利用されれば、法律は兵器と化す。いまや、トランプ政権の報復を恐れて、全米の大学、メディア、弁護士事務所、財団を含む多くの組織や個人が行動を見直し、自己規制することも多くなった。だが、勝負はまだついていない。今後のアメリカでの選挙は政策対立だけでなく、民主主義対権威主義という、より根本的な選択を伴うものになるはずだ。民主主義を守るために裁判所にだけ頼るわけにもいかない。「王様はいらない」集会だけでは民主主義は復活しない。市民は(投票、法廷、社会という)三つの領域におけるすべての手段を通じて行動しなければならない。もはや流れは止められないと考え、権威主義の衝撃を過大評価して、宿命論に陥るべきではない。

  • 競争的権威主義
  • 兵器化された政府組織
  • なにが失われたのか
  • 報復への恐怖
  • 民主化への流れを
  • 慢心と宿命論を避けよ

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