Mykhailo Repuzhynskyi / Shutterstock.com

新たなユーラシア秩序
―― 進化する中ロ連携と米同盟関係の再編

ジュリアン・スミス 元NATO米大使
リンジー・フォード 前米国家安全保障会議 上級部長

The New Eurasian Order: America Must Link Its Atlantic and Pacific Strategies

Julianne Smith クラリオン・ストラトジーズの会長兼共同創設者。2021年から2024年までNATO米大使を努め、2012年から2013年までバイデン米副大統領の国家安全保障担当副補佐官を務めた。
Lindsey Ford オブザーバー・リサーチ・ファウンデーション・アメリカのシニアフェロー。2024年から2025年まで国家安全保障会議上級部長(南アジア担当)を務め、2021年から2024年までは米国防副次官補(南アジア・東南アジア担当)を務めた。

2025年12月号掲載論文

中ロが秩序形成で連携し、ユーラシアでより統一された競争空間を作り出している。これに対し、アジア・ヨーロッパ諸国は連帯し、急速に相互関係を変化させている。こうした新しいネットワークは、ワシントンがそれにどう関わるかで、アメリカの利益にプラスにもマイナスにも作用する。だが、ワシントンは、アジアとヨーロッパの同盟諸国に(歩み寄って連携するのではなく)自分の地域に留まるようにと促している。現実には、アジアとヨーロッパの境界線は曖昧になりつつある。アメリカは同盟諸国が構築する新たなネットワークに抵抗するのではなく、それへの影響力を適切に行使すべきだろう。

  • 変化するシステム
  • 新しいユーラシア
  • 二重の脅威
  • 同盟諸国の連帯
  • 中ロブロックの台頭

この論文はSubscribers’ Onlyです。


フォーリン・アフェアーズリポート定期購読会員の方のみご覧いただけます。
会員の方は上記からログインしてください。 まだ会員でない方および購読期間が切れて3ヶ月以上経った方はこちらから購読をお申込みください。会員の方で購読期間が切れている方はこちらからご更新をお願いいたします。

なお、Subscribers' Onlyの論文は、クレジットカード決済後にご覧いただけます。リアルタイムでパスワードが発行されますので、論文データベースを直ちに閲覧いただけます。また、同一のアカウントで同時に複数の端末で閲覧することはできません。別の端末からログインがあった場合は、先にログインしていた端末では自動的にログアウトされます。

(C) Copyright 2025 by the Council on Foreign Relations, Inc., and Foreign Affairs, Japan

Page Top