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イランとアメリカ
―― 対立の歴史を終わらせるには

バリ・ナスル ジョンズ・ホプキンズ大学高等国際関係大学院 教授(国際問題・中東研究)

Iran’s Roads Not Taken: Tehran, Washington, and the Failures That Led to War

Vali Nasr ジョンズ・ホプキンズ大学高等国際関係大学院教授(国際問題・中東研究)で、Iran’s Grand Strategy:A Political Historyの著者。

2025年11月号掲載論文

12日間戦争は明らかにイランを弱体化させ、これまでのテヘランの戦略は、持続不可能な状態に陥った。この現状なら、ワシントンはイランを封じ込めたままにし、イスラエルに時折「草刈り」をさせることもできる。だが、テヘランに外交を試みることもできるはずだ。テヘランとの関係を新たな軌道に乗せ、イランの外交・核政策と政治指導層内のパワーバランスの双方を変えるような新たな外交取引を模索すべきだろう。たとえ両国の歴史が失われた機会に満ちていようと、過去が必ずしも今後のプレリュードである必要はない。両国はイランの核能力に関する緊急の合意をまとめるためだけでなく、信頼を築き、両国関係の新たな道筋を示すためにも、外交を受け入れる必要がある。

  • 外交交渉を
  • アフガンでの協調
  • 流れを変えたイラク戦争
  • 外交交渉へ
  • 失われた機会
  • 膠着状態へ
  • 瓦礫のなかで

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