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朝鮮半島のデタントを実現するには
―― 変化した北朝鮮にどう向き合うか

ジョン・デルーリ ジョン・カボット大学 客員教授

South Korea’s New President Could Transform the Korean Peninsula: How Lee Jae-myung Can Push Trump and Kim Back to Real Diplomacy

John Delury アメリカの朝鮮半島問題研究者。ジョン・カボット大学政治学部客員教授。ソウルの延世大学教授を経て現職。

2025年7月号掲載論文

韓国が、北朝鮮との外交交渉を実現するには、「北朝鮮の完全非核化」や「朝鮮半島の統一」という非現実的なレトリック、そして「制裁を通じて北朝鮮の行動を変えられる」という幻想を放棄しなければならない。一方で、トランプの劇場型アプローチを李大統領の現実主義的なアプローチで補完する必要もある。金正恩は北朝鮮の経済問題と将来の繁栄をもっとも気にしている。半島統一という非現実的な展望を退け、北朝鮮の完全な非核化に固執するのをやめ、平壌に健全な経済発展への道筋を提示できれば、デタントの可能性は開けてくる。

  • 北との外交交渉を
  • トランプからバイデンへ
  • 北朝鮮の実情
  • 外交交渉の模索
  • 統一から平和共存へ

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