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外交でウクライナ危機の回避を
―― モスクワの狙いは侵略ではない?

アンジェラ・ステント ブルッキングス研究所 シニアフェロー

Diplomacy—and Strategic Ambiguity—Can Avert a Crisis in Ukraine: Talk With Putin, but Keep Him Guessing

Angela Stent ジョージタウン大学教授(ロシア研究)。ブルッキングス研究所の非常駐シニアフェロー。著書にPutin's World、Russia Against the West and With the Restなどがある。2004年から2006年までアメリカ国家情報会議のロシア・ユーラシア担当国家情報官を務めた。

2022年2月号掲載論文

ウクライナの東部国境近くに約9万のロシア兵が集結しているために、「ロシアのウクライナ攻撃が迫っているか、少なくとも今後数カ月以内に侵攻があるのではないか」と懸念されている。だが、モスクワは、かつてない戦力増強を利用して、アメリカを交渉のテーブルにつかせ、より幅広い問題の話し合いに応じさせたいだけなのかもしれない。キエフへの圧力を高めることで、ウクライナ近隣のヨーロッパ諸国を不安にさせ、ロシアの真の目的がどこにあるのかをアメリカに憶測させることも狙いのはずだ。状況を打開するには、ミンスク合意を見直し、アメリカが全面的に参加する交渉プロセスに変更することが一つの方法だ。実際にモスクワが望んでいるのは、中国重視のバイデン政権がロシアへの関心をもっと高めることなのかもしれない。

  • 一つの民族
  • ロシアの土地を集める
  • 戦略的曖昧さ
  • ミンスク3

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