Mostafameraji, CC BY-SA 4.0 <https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0>, via Wikimedia Commons

イラン新政権と核合意
―― 対米強硬路線を貫く理由

モハマド・アヤトラヒ・タバァー テキサスA&M大学 ブッシュ行政公共サービス大学院 准教授(国際関係論)

Iran Won’t Back Down As Nuclear Talks Resume, Tehran Isn’t Looking to Compromise

Mohammad Ayatollahi Tabaar テキサスA&M大学公共サービス大学院准教授(国際関係論)、ライス大学ベーカー公共政策研究所フェロー。著書にReligious Statecraft: The Politics of Islam in Iranがある。

2021年12月号掲載論文

エブラヒム・ライシ大統領率いるイランの新政権は、今後の核合意への復帰に向けた交渉で強硬姿勢を崩すつもりはない。むしろ、アジア経済に焦点を合わせ、自立的経済を模索することで、イラン経済の命運を核合意から切り離したいと考えている。イランの前大統領は、巨大国内市場を欧米企業に開放する手段として核合意を利用しようと試みたが、ライシ政権は、むしろ中国、ロシア、近隣諸国との経済関係を強化することで、イランを制裁の余波から切り離したいと考えている。テヘランの戦略は、アメリカの影響力に抵抗し、強制力には強制力をもって対抗することだ。核交渉の再開に向けて準備をしている間にも、テヘランはあらゆる事態に備えようと試みている。


  • 対米強硬路線
  • 対米不信
  • 東方へのシフト
  • 選択肢は全て出そろった

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