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ブラジルの民主的衰退の行方
―― ジャイル・ボルソナロを止めるには

オリバー・ストゥンケル ジェトゥリオ・ヴァルガス財団 准教授(国際関係学)

Democracy Is Dying in Brazil To Stop Bolsonaro, the Opposition Must Unite

Oliver Stuenkel ジェトゥリオ・ヴァルガス財団 准教授(国際関係学)

2021年12月号掲載論文

ブラジル大統領に就任して以降、ボルソナロは議会や最高裁判所の閉鎖を求めるデモ隊に同調し、政府の軍事化を大がかりに進め、選挙システムへの社会的信頼をシステマティックに損なう行動をとってきた。トランプに心酔している彼は、2022年の大統領選挙で敗北してもそれを受け入れるとは考えにくく、2021年1月にワシントンで起きた暴動のような事態がブラジルで再現されるかもしれない。民主主義が徐々に損なわれ、最終的に権威主義的指導者の圧力に屈したベネズエラ型の崩壊がブラジルでも起きるのかもしれない。仮に民主主義を志向する候補者がボルソナロを打倒して後任大統領に就任しても、西半球における2番目に大きな民主国家の衰退を覆すのは、長く困難な闘いになるだろう。

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