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アフガン撤退後の米欧同盟
――アメリカのコミットメントは信頼できるか 

ロビン・ニブレット  英王立国際問題研究所 ディレクター

Failure in Afghanistan Won’t Weaken America’s Alliances U.S. Allies Know Washington Needs Them More Than Ever

Robin Niblett 英王立国際問題研究所 所長

2021年10月号掲載論文

バイデン大統領は当初から、大多数の米有権者の利益に合致する「中間層のための外交」を優先すると表明してきた。そして、中国に対する関税を維持する一方で、パリ協定に復帰し、アフガンへの永続的介入を終わらせることは「中間層のための外交」の試金石だった。たしかに、アフガン国軍が蜘蛛の子を散らすように敗走し、政府が倒れ、カブールの国際空港が極度の混乱に陥るという展開は、アフガン情勢を読み誤ったバイデン政権に対するヨーロッパの信頼を揺るがした。とはいえ、アフガンからの混沌とした撤退が、21世紀のアメリカの世界的衰退を予兆しているわけではない。アメリカとヨーロッパは、アフガン戦争の混乱に満ちた終結を、安全保障への相互コミットメントを示す機会にすべきだろう。

  • 米欧同盟の絆
  • 中国の台頭を管理すること
  • 中ロの立場

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