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変異株とグローバルな集団免疫
―― 終わらないパンデミック

マイケル・T・オスタホルム ミネソタ大学兼感染症研究政策センター所長  マーク・オルシェイカー  作家

The Pandemic That Won’t End COVID19 Variants and Peril of Vaccine Inequity

Michael T. Osterholm ミネソタ大学教授。同大学付属感染症研究政策センター 所長。フォーリン・アフェアーズでは、「次のパンデミックに備えるには―― COVID19の教訓とは何か」(2020年8月号)などを発表している。 Mark Olshaker 作家。ドキュメンタリー・フィルムメーカー 2人の共著にDeadliest Enemy: Our War against Killer Germがある。

2021年4月号掲載論文

ワクチンの接種がすすみ、パンデミックが収束へ向かうことが期待されるなか、コロナウイルス変異株の出現で、逆にパンデミックが長期化するリスクが生じている。危険な変異株の出現を抑え込む最善の方法は、できるだけ多くの人々を感染から守ることだが、多くの低所得国や中所得国の民衆はまだ1回のワクチン接種も受けていない。変異株は人から人への感染力が高いかもしれない。すでに追い込まれている病院や医療施設へさらに大きな圧力をかける恐れもある。もっとも厄介なのは、ワクチン接種またはCOVID19への感染から得た免疫が、変異株への感染を防げないかもしれないことだ。・・・


  • 変異株と集団免疫
  • パンデミック長期化のリスク
  • ワクチンの生産と流通の強化を
  • 普遍的ワクチンへの期待

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