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CFR in Brief
民主主義とポピュリズム
―― トランプ後のアメリカ

ヤシャ・モンク  ジョンズ・ホプキンス大学高等国際研究大学院 准教授

After Trump, Is American Democracy Doomed by Populism?

Yascha Mounk ドイツ系アメリカ人の政治学者。現在は、ジョンズ・ホプキンス大学高等国際研究大学院の准教授で、米外交問題評議会シニアフェロー。フォーリン・アフェアーズでは、「ポピュリズム独裁の台頭と末路 ―― 独裁政権の基盤が脆弱な理由」(2019年11月号)、「欧米経済の衰退と民主的世紀の終わり―― 拡大する「権威主義的民主主義」の富とパワー」(2018年6月号)などを発表している。

2021年2月号掲載論文

トランプが(選挙は盗まれたという)大統領選挙に関する自分の嘘を多くのアメリカ人に真実だと思い込ませ、対立候補の当選が認定されることに抗議して何万人もの支持者を動員できたという事実は、かなり多くの人がこの種のポピュリズムのアピールを受け入れていることを意味する。「大統領か憲法か」の選択に直面して、彼らはトランプを選んだ。しかし、米議会を襲撃した暴徒をアメリカの真の姿とみなしてはならない。バイデンは、トランプの反民主的な過激主義を非難する上で明確かつ率直でなければならない。しかし一方で、トランプに投票した人々のことを、救いようのない嘆かわしい人々と描写することなく、危険なデマゴーグへの忠誠を放棄するようにアプローチし、「すべてのアメリカ人の大統領になれること」を立証しなければならない。

  • ワシントン暴動とポピュリズム
  • 共和党の変節
  • ソーシャルメディアとポピュリスト
  • バイデン政権の課題

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