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世界を修復し、建設する
―― ポストトランプ外交の前提

リチャード・ハース 外交問題評議会会長

Repairing the World The Imperative – and Limit-of a Post-Trump Foreign Policy

Richard Haass 米外交問題評議会会長。最近の著書にThe World: A Brief Introductionがある。フォーリン・アフェアーズでは「パンデミックは歴史の転換点ではない―― 国際協調とナショナリズム」(2020年5月号)、「破壊された米外交―― 戦後秩序の終わりと次期政権の選択」(2020年10月号)などを発表している。

2020年12月号掲載論文

深刻な混乱を引き起こしたこの4年間の米外交は、パンデミックとともに、アメリカと世界に大きなダメージを与えてきた。アメリカの名声そして戦後75年にわたって構築されてきた貴重な同盟関係や国際的制度が深く傷つけられた。トランプ路線を覆すのは歓迎されるとしても、それだけでは問題は解決しない。修復と建設が必要だ。修復とは、存在するが壊れているものを再び機能させることで、建設とは、新しく何かを創造することだ。最初の6―9カ月のバイデン外交は修復に徹すべきで、建設の機会や特定領域の必要性に対処していくのはその後でなければならない。真っ先に取り組むべきはパンデミック対策であることは、はっきりしている。その後にも、地球環境問題、中国、北朝鮮と問題は山積している。

  • 修復と建設
  • あふれ出す課題
  • 急を要する対応
  • 信頼を取り戻すには
  • 待ち受ける課題

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