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テクノロジーでネットゼロを切り開く
―― 実質ゼロエミッションへの道

イネス・アゼベド 、マイケル・R・デビッドソン、 ジェシー・D・ジェンキンス、 ヴァレリー・J・カープラス 、デビッド・G・ビクター

The Paths to Net Zero How Technology Can Save the Planet

Ines Azevedo スタンフォード大学准教授(エネルギー資源工学) Michael R. Davidson カリフォルニア大学サンディエゴ校アシスタント・プロフェッサー(工学・公共政策) Jesse D. Jenkins プリンストン大学アシスタント・プロフェッサー(工学) Valerie J. Karplus マサチューセッツ工科大学(MIT)アシスタント・プロフェッサー(グローバル経済・経営学) David G. Victor カリフォルニア大学サンディエゴ校教授(イノベーションと公共政策)、ブルッキングス研究所非常勤シニアフェロー

2020年6月号掲載論文

19世紀最大の技術革新は、化石燃料のパワーを利用して産業を成長させたことだった。20世紀はそれに続くイノベーションの波に乗り、図らずも、地球を大規模な温暖化軌道に乗せてしまった。当然、21世紀の決定的に重要な産業プロジェクトは炭素からの脱却になる。政府と企業は、長期戦を覚悟すべきだが、幸い、電力生産部門では、すでに大きな変化が起きており、低排出技術が急速に広がっている。風力、太陽光、原子力に正しい政策的介入をすれば、各国の化石燃料への依存を大幅に低下させ、その過程で二酸化炭素排出量を劇的に減らすことができる。運輸技術と加熱技術の電化、低炭素の電力生産の拡大は、現時点ではもっとも確実なクリーン経済への道のりを示している。

  • 仕組みを変化させよ
  • 電力エネルギーの未来
  • 再生可能エネルギーと原子力
  • 水素、CCS、農業の見直し
  • ゼロエミッションに近づくには
  • 炭素からの脱却

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