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次なるサイバー超大国 中国
―― 主導権はアメリカから中国へ

アダム・シーガル 米外交問題評議会 新興技術・国家安全保障研究 プログラム ディレクター

When China Rules the Web
Technology in Service of the State

Adam Segal
米外交問題評議会シニアフェロー(新興技術・国家安全保障研究プログラム担当)。デジタル・サイバースペース・プログラムのディレクター。

2018年10月号掲載論文

いずれ中国はサイバースペースを思いどおりに作り直し、インターネットの大部分は、中国製ハードウエアを利用して中国製アプリで動くようになるかもしれない。「難攻不落のサイバー防衛システム」を構築し、インターネット統治についての中国モデルの影響力を強化するだけでなく、人工知能(AI)や量子コンピュータ部門でも世界のリーダーになることを目指し、大がかりな投資をしている。途上国では、中国の「サイバー主権」統治モデルが大きな支持を集めているし、中国は、第5世代モバイル通信システム(5G)の技術標準を確立したいと考えている。もはやワシントンがいかに手を尽くそうと、今後、サイバースペースの主導権がアメリカから中国へシフトしていくのは避けられない。

  • アメリカから中国へ
  • 四つの政策目標
  • デジタル権威主義
  • 覇者の条件
  • 統治ルールをめぐる競争
  • デジタルシルクロード
  • サイバースペースの覇者に

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