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都市外交の台頭
―― グローバルな課題に対処する新アクター

アリッサ・アイレス 米外交問題評議会シニアフェロー(南アジア担当)

The Rise of City Diplomacy
The New City Multilateralism

Alyssa Ayres
米外交問題評議会シニアフェロー(南アジア担当)。特にインド、パキスタンを専門とする。非営利組織、国務省副次官補(南アジア担当)などを経て現職。

2018年8月号掲載論文

各国の都市がグローバルレベルで直接交流するケースが増えている。都市の指導者たちは、他国の都市と連携し、災害からの復旧やリスク緩和について意見交換し、持続可能な開発、インフラ、治安、気候変動などの問題に取り組んでいる。まるで国際機関のようなネットワークを通じた都市の協調ネットワークもある。都市多国間主義(city multilaterals)と呼べるこのネットワークを通じて、都市が自分たちにとって無縁ではない地球規模の切実な課題に協調して取り組むようになり、国際社会で都市がリーダーシップを発揮する機会が作り出されている。国際条約に署名するのは今も国家の役割だが、都市は迅速に行動できるし、集積された知識を行動に生かし、グローバルな問題に協調して取り組むことができる。

  • 都市化する世界
  • メガシティの台頭
  • 都市外交の台頭
  • 新しいグローバルネットワーク
  • 気候変動対策とC40
  • 連邦、都市、市の連携を

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