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ドイツが主導するヨーロッパの防衛強化
―― ベルリンに何ができるか

ステファン・フローリック トランスアトランティック・アカデミー シニアフェロー

Looking to Germany ―― What Berlin Can and Can’t Do for the Liberal Order

Stefan Fröhlich トランスアトランティック・アカデミー シニアフェロー。フリードリヒ・アレクサンダー大学エアランゲン=ニュルンベルク教授(国際関係論)。

2017年3月号掲載論文

トランプのアメリカがグローバルなリーダーシップからまさに手を引こうとし、イギリスが欧州連合(EU)からの混乱に満ちた離脱プロセスに足をとられるなか、リベラルな秩序と米欧関係の今後を心配するヨーロッパ人やアメリカ人の間では、アメリカに代わってドイツが「リベラルな秩序」のリーダーになるのではないかと期待されている。しかし、これは希望的観測というものだ。ドイツはすでに国内と国境線における危機対応に気を奪われている。世界におけるリベラルな覇権国としてのアメリカにドイツが取って代わることができないのは、純粋にそうした力をもっていないからだ。しかし、ベルリンが世界の出来事に無頓着なわけではない。ドイツとそのパートナーは、(NATOからの離脱も辞さないとする)トランプの恫喝策を、機能不全に陥っているヨーロッパ政治を立て直す機会にできるかもしれない。

  • ドイツの軍事的役割
  • ドイツにできること
  • ロシアへの二重アプローチ
  • より強固なパートナーシップ

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